人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦の夢は?~ユメは実現するがホラは実現しない

ユメは実現するが、ホラは実現しない|新おとな学Ver.2

 

 「時間の区切り方」「自分の時間をもつ」という2つのことについて前回までにお話ししてきました。今回はもう少し長い時間と計画の立て方についてお話ししたいと思います。

時間は有限なのだろうか、無限なのだろうか

人生100年時代と言われていますが、何歳まで生きることができてもいつかその人の持ち時間は終ります。ところが時間自体は終ることなく続き、持ち時間を継承するという考え方に変わり続いていきます。

人間は二度死ぬ

一度めの死は肉体的な死で、二度めの死は忘れ去られることによる死です。人間の持ち時間は肉体的な死によって終わり、忘れ去られることによる死は継承された時間の終わりになります。肉体的な持ち時間をどのように使うかがどのように生きるかということになります。

時間全体か今日一日か

持ち時間の使い方といっても、いつまで生きるか分からないのだから持ち時間全体を考えることはできないという考え方があっても当然です。また、持ち時間がどれだけあるか分からないのだから今日一日を充実させようという考え方もあるでしょう。

効果的な時間配分

1日は24時間ですので今日一日とは24時間を充実させることになり、有効に時間を使えるように時間配分をすることになります。時間を有効に使うということは、効果的な時間配分を行うということなのですが、いつのまにか効率的に時間を使うことと同じ意味で使われています。

目標を目指す

効率的な時間の使い方は「成果 ÷ 所要時間」ですので、成果が数値で判断できることになります。数値で判断できることは「目標」として設定できることであり、KPIやKGIという指標として表すことができます。

持ち時間を有効に使うことは、「目標」に向かって時間効率を上げることではなく、「目的」に向かってどれだけ近づいたかを考えなければなりません。

 

 

 

人生には目標が必要なのだろうか

お金持ちになりたい、というのは目標ではありません。かといって目的でもありん。人生の目標とはいっても曖昧なものであり、これが人生の目標だという定義はないのです。

実現可能な願望

10億円の金融資産を持ちたいというのは目標です。また、お金持ちになって世界を旅行し知見を広めたいというのは目的です。目的は具体的ではありませんが、目標は数値などが入って具体的になります。実現できるかどうかは別にしてです。「夢」とは実現可能な願望のことです。

夢と法螺話

人生の目標ではなく、人生の目的を語ることができればよいのかというと、そういうことでもないのです。人生の目的は「夢」のような話でも実現する可能性があれば目的といえます。ところが実現する可能性がないのであれば「法螺話(ほらばなし)」になってしまいます。

夢と実現の間

夢と実現の間に必要なのは「計画」です。同じことを語ったとしても、夢には計画があり法螺話には計画がなく思いつきで語っているだけなのです。夢は決して一日で叶えられません。一日一日、毎日の積み重ねが夢を実現する唯一の方法です。

時間軸が必要

毎日の積み重ねというのは言うは易し行うは難しであり、毎日の積み重ねができるような計画が必要になります。この場合の計画の軸が「時間軸」です。夢の時間軸の「時間」とは1時間、1日という単位よりも長く、最短でも1年間で考えることになります。

人生の夢は計画に沿った行動によって実現しますが、法螺話は無計画な行動で実現するとは限りません。人生後半戦は目的すなわち夢を語ることから始まります。

 

 

 

夢を実現するためには必要な時間は

人生後半戦になっても夢を持ち続けているでしょうか。夢を夢で終わらせるのであれば、それは夢ではなく法螺話になってしまいます。夢の途中で終わるかもしれませんがいつまでも夢を持ち続けていたいものです。

好きなことをする

自分の夢は何だろうと考えると「好きなことをする」ということが最初に思い浮かぶのではないでしょうか。好きなことは自分が好きなことであって、周りの人がどう思おうと関係のない趣味や道楽のことです。

やりたいことをやる

好きなこととやりたいことには違いがあります。好きなことは自分だけ、やりたいことは他の人に影響を与えるという違いです。もし好きなこともやりたいこともなければ、生きるために続けること以外で死ぬまで続けてみたいことを考えてみてはどうでしょうか。

まずやってみてから

夢を実現するためには計画が必要です。1年で実現できる夢なのか、それとも3年で実現できるる夢なのか、夢を実現するために必要な時間を考えてみましょう。まずやってみるのもよいでしょう。ただしやってみたあとで必ず計画は立てるべきです。

自分の時間で計画する

計画を立てるときは、自分の時間で考えます。1時間単位、1日単位で考えずに自分の時間の区切りで考えます。私は2時間が自分の時間の区切りなので、200時間かかる夢を1年で実現させるためには、自分の時間を1年で100回つくらなければなりません。

人生後半戦の計画の立て方は、自分の時間の区切りが何回必要かというように考えることが大切です。また1年間か3年間で実現できる夢と一生の夢とは別に考えましょう。

 

 

 

人生後半戦の一年の計画をいつ立てるか

「一年の計は元旦にあり」ともいいますが、元日に限らずどこかの区切りで一年を振り返り、またこれからの一年の見通しを立てることが必要です。元日、春、誕生日など自分で区切りのよいときに計画を立てるのが理想的です。

10個の夢をあげる

私はクリスマスのころから年末にかけて翌年のカレンダーを見ながら今年を振り返り、元日に掲げる今年の夢についての構想を練ります。元日には今年の夢を10項目以上を目標にして書き出し、その中で3つに絞り込みます。

毎年ローリングする

1年以上かかる夢は3年を目処にして毎年ローリングをかけます。例えば3年後の夢があるとすれば、1年めの計画、2年めの計画、3年目の計画と分ける必要があります。もちろん毎年の計画の1つに3年計画が組み込まれます。

先延ばしが続いたら

人生はいつ終わるか分からない、人生後半戦になればなおさらです。そのうち、時間ができたら、と先へ延ばすことが続いているのならば夢を持ち直すことから考えなければなりません。時間がない、やりたいことがない、と考えるのであれば、時間を作ること、やりたいことから考えなければなりません。

人生後半戦の夢は

人生後半戦は長期的な夢よりも1年毎の短期的な夢を持ち続けることをおすすめします。夢を持って時間の使い方を考るのと、夢を持たずに時間の使い方を考えるのでは、前者の方が有効な時間の使い方ができます。

人生後半戦は下り坂です。人生後半戦になって夢を持たなければ下り坂を下るスピードは速まるばかりです。夢を夢で終わらせないために、時間の使い方についてこれからもお話ししてきたいと思います。(つづく)