人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生に法則はあるのだろうか?

人生に法則はあるのだろうか?|新おとな学 Ver.2

 

 

 

人生に法則はない。あるとすれば生まれることと死ぬことことだけだろう。生まれたらいつかは死ぬ、これ以上の法則はない。生まれてから死ぬまでの期間、すなわち人生には法則はない。

 日本人は法則好きだ。血液型による性格占い、果ては今年の運勢まで血液型で占えるという。血液型を気にするのは手術のときと自分の出生が気になったときしか有効ではないはずのだ。

 

自然界の法則と人間が発明した法則

 

人間に限らず地球上で生きている生命は自然界の法則に従っている。この自然の法則を人間が科学したのが自然科学である。一方で人間が発明した法則もある。語学と数学だ。

 人間が発する言葉に規則性を持たせて体系化したのが語学、また語学と同じく共通の認識を持つための数字の発明と数字を体系化したのが数学となる。

 語学には口語と文語があり、文語は文字の発明と書字としてさらに発達をし、印刷技術を経て人間に飛躍的な知識の伝播を行う術を与えることになった。

数学は自然界のありとあらゆる物事を数値化するだけではなく、目に見えない物事の価値も数値化して貨幣を生み出し経済の発展へと進んできた。*1

 

 

 

ワンパターンからマルチステージへ

 

法則は一度作ると何も考えずに使うことができる。社会の秩序も法則で成り立っているし、年をとることは数字で法則化され、老後という言葉で一括りにされているのが現実だ。

 人生100年時代を迎えて人生のステージを「教育-仕事ー引退」という3つのステージに分けられてもなにも疑問に思わなかったのは、そういうものだと思わせた社会的な法則だからである。

 これを「LIFE SHIFT」では、ワンパターンの3つのステージではなく、エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーというマルチステージになると述べられている。*2

 とは言っても、今までレールの上を走ってきた人生からいきなりレールのない所を走ることはできない。ではどうすればよいのだろうか。

 

 

 

定年イコール老後でも余生でもない

 

どんなレールの上を走っていても行き着く先は同じである。仕事と引退の境界が65歳なら、65歳からは老後か余生と言えるだろうか。そう思える人はかなり少ないだろう。

 では65歳からマルチステージに移行することが簡単にできるだろうか。できるわけがない。準備期間が必要というよりも人生全体をマルチステージと考えなければならない。

 つまり頭の中のワンパターンの3つのステージという固定観念をマルチステージという考え方に変えることが必要なのだ。マルチステージだけではない、固定観念さえ変えればよいのだ。

 ところが65歳に近づくにしたがって、まあ今までこのレールの上を走ってきたしこのまま行こうかという気になる人が多いのが実情ではないだろうか。

 

「LIFE SHIFT」なんて自分には関係ないと思う人はこのブログを読んではいないだろうが。

 

*1:「ホモ・デウス(上)/ユバル・ノア・ハラリ著」で書字と貨幣について書かれています

*2:「LIFE SHIFT」についてグラットン氏の講演はこちら