人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦でもう一度学ぶべきことは

人生後半戦でもう一度学ぶべきことは|新おとな学 Ver.2

 

 

老後の「3K」とは「お金・健康・孤独」であるとまことしやかに云われている。「孤独」を「心・気持ち・生きがい」と変えて「3K」と考える人もいるが本質的には人間関係が大きく関わっている。

「お金・健康・孤独」という「3K」は老後に突然起きることでもないし、高齢者だから発生するという訳でもない。全年代はもとより社会生活を送るために常に考えなければならないことだ。

 

学校で習ったことは古いと思ったほうがよい

 

義務教育を終えてからどのくらい経っているだろうか。50歳であれば35年前のことである。35年前のことが今でも同じとは限らない。もちろん変わらないこともあるが変わっていることも多い。機会があれば小学校・中学校の教科書を見てほしい。

義務教育で「お金・健康・孤独」についてどのくらい学んだだろうか。その後の高校・大学時代にはどのくらい学んだろうか。専門課程で学んでも一般常識としては学ぶ機会は少なかったのではないだろうか。

「お金・健康・孤独」について体系立てて学んだとすれば、それは社会に出てからだろう。今では少しずつ義務教育とその後の教育課程にも浸透しつつはあるがほんの一部である。

 

 

人生後半戦に学び直さなければならなことは

お金

 

まずお金について学び直すことを考えたほうがよい。お金は道具であり、道具の使い方によって結果が変わってくることはどのような道具でも同じである。

お金には「入」と「出」がある。「入」は入金・収入、「出」は出金・支出と表される。また「出」には消費と投資があり、消費は現在価値の交換、投資は未来価値の交換と考えられる。

お金は時間と対比して考えられることが多い。古くから「時は金なり」とも云われるし、現在ではコスパ(コストパフォーマンス)として時間とお金を考える。

時間に「入」はないが「出」はある。時間にも消費と投資がある。お金の管理も時間の管理も人生後半戦になれば「できる」のが当たり前だと思われているが実際はどうだろうか。

 

 

 

健康

 

健康の対義語は病気ではない。健康というのは状態であり、健康状態が良いか悪いかということで、悪い状態の1つに病気が原因となる場合があるのだ。

健康状態は体だけではなく、頭つまり脳の機能が正常に働くか働かないかも健康状態の1つである。もう1つは心の健康がある。日本語的に考えれば「気」にまつわる心の状態である。

健康状態は年齢によっても変わる。若さは成長と未熟さを意味するし、老いは老化と成熟を意味する。体の健康だけを考えれば若さは老いに優るが、頭と心はそうとは限らない。

健康状態を良好に保つためには、栄養・運動・睡眠という三要素が一般的である。この他にも自分を取り巻く自然環境・社会環境などの環境も考えなければならない。

 

 

 

孤独

 

孤独と孤立は異なる。孤独はひとりでいること、孤立とはひとりにさせられことである。自分の意思でひとりでいるのが孤独で、他者から関係を断たれるのが孤立である。

孤独も孤立も他者との関係がなくなることではあるが、一時的にひとりでいる孤独と継続的にひとりでいることの違いは大きい。孤独を学ぶのではなく人間関係を学ぶことが必要である。

人間関係には特定の人との関係と不特定の人との関係がある。特定の人との関係はコミュニケーションが重要になるが、不特定の人との関係は帰属意識が重要になる。

コミュニケーションを学ぶこと、帰属意識を学ぶことは共に難しいことだ。難しいから孤立してしまうと考えずに、学ぶことから始めてはどうだろうか。

 

 

働き、暮らし、学ぶ、その間に遊びがある

 

人間は生まれてからずっと働き、暮らし、学び続けてきている。この3つの重要な事柄だけでは息が詰まってしまう。たまには遊びたいと思うだろうし、遊びも生きていく上で重要な要素なのだ。

人生後半戦も同じで、働き、暮らし、学び、遊ぶ、これらのバランスを取りながら繰り返して生きていくのである。