人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦は食べる楽しみと眠る楽しみで

人生後半戦は食べる楽しみと眠る楽しみで|新おとな学 Ver.2

 

人生後半戦は下り坂である。なかでも体力と記憶力が落ちるのは誰でも経験があると思う。だから体力が落ちないようにしよう、体力をつけようというのではない。また記憶力は衰えることはあっても、記憶力がアップすることがないのが人生後半戦である。

体力も記憶力もなくなる人生後半戦の中で死ぬまで続けることができるのが食べる楽しみと眠る楽しみではないだろうか。

 

食べる楽しみは美味しさから

 

人間の体は食べ物でできている、と言う人もいる。確かに口から摂取する以外に体の中に入ってくるものは、鼻から吸う空気くらいしかない。

食べるとという行為は栄養を取るだけだろうか。栄養があるものだけを食べてはいないし、むしろ体に悪いと分かっていても食べてしまうものもある。

食べる行為には楽しみがある。まず味を楽しむことがあげられる。甘味・塩味・酸味・苦味の4つの味に以前は辛味を加えて「五味」としていた。

近年では辛味の代わりに旨味を加えて「五味」と言うようになってきた。この他にも渋みを渋味とする考え方もある。これらすべて合わせれば七味となる。

私はこれに加えて燻味があると思っている。焦げた部分、香ばしい部分というのは美味しいものだ。どの味も好き嫌いがあるが、好きな味を口にすることは至福の楽しみである。

 

食べる楽しみが主になると

 

食べるという行為は口だけで味わうとは限らない。食べ物には香りがある。言い方を変えれば匂いがある。これもまた食べる楽しみにつながる。

他にも目で食べるというように見た目も重要であるし、硬いものや柔らかいものを食べたときなどの口の中での食感や、歯から伝わる振動や音も楽しみになる。

さらに箸やスプーンを使って食べるよりも直に手で食べたほうが美味しいと感じることもある。そしてなによりも好きな人と食事をすることが一番美味しい。

食べることの楽しみが主になると栄養のことは忘れてしまいがちだ。世の中、グルメ、グルメという雰囲気が蔓延している。栄養と美味しさのバランスを人生後半戦は楽しみたい。

 

 

 

眠ることは自然のリズムで

 

若い頃は眠らずに遊んでいたという人もいるだろう。なぜあんなに眠らずに遊べたのか不思議でならない。遊びばかりではなく徹夜で勉強をしたこともあった。

今になって思えば徹夜で遊んだり勉強をしたり、まして徹夜で働いたりなんてことは考えもしない。私自身、心臓を患ってからは十分な睡眠をとるようにしているせいもあるだろう。

眠るという生体反応はサーカディアンリズム(概日リズム)で繰り返されている。このリズムは約24時間で繰り返されるので地球の自転と関係あることは明白である。

また人間は昼に行動(運動)をして夜に休息するというリズムを繰り返している。このリズムも地球の自転によって発生する昼夜に従っている。

 

日本人は睡眠時間が短い

 

ただこれだけでは眠ることが楽しみになることはない。日本人の眠る時間は世界平均と比べて短いという報告がある。調査方法によっても異なるが、他国と比較すると短いようだ。

 

睡眠時間の長短は国民的習慣にもよるし個人の習慣によっても変わるだろう。睡眠の質はどうだろうか。睡眠は翌日への体力の回復と記憶の整理に当てられている。したがって良質の睡眠とは体力の回復と記憶の整理ができることが基準のひとつになるだろう。

眠る楽しみとは体力の回復が期待できることがあげられる。体力の回復、すなわち疲れがとれた朝は気持ちがいいものだ。言いかえれば気持ちのいい朝を迎えることが眠る楽しみの1つである

もう1つの記憶の整理であるが、体の疲れがとれても精神的な疲れが残り、気持ちがすっきりしない朝もある。記憶の整理ができないことが前日の疲れを引きずる原因になっているからだ。

 

 

食べる楽しみと眠る楽しみを抜きには考えられない

 

食べる楽しみと眠る楽しみは死ぬまで続けることができる。運動の習慣は難しくても食べると眠るは毎日の習慣になっている。人生後半戦は食べる楽しみと眠る楽しみをを抜きには考えたくはない。