人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦の睡眠は何時間が適切か

人生後半戦の睡眠時間は何時間が適切か|新おとな学 Ver.2

 


日本人の平均睡眠時間は、男性で6時間30分、女性で6時間40分と、世界的に見ても短いという調査結果がある。ご自分の睡眠時間は把握しているだろうか?

 

 

睡眠時間の調査はあるにはあるが

 

前述の睡眠時間は民間企業による調査の比較だが、厚生労働省でも「国民健康・栄養調査報告」で平均睡眠時間の調査を行っている。

すっかり統計調査では信用を失っている厚生労働省であるが、傾向を知るには十分である。この調査を利用してグラフ化しているガベージニュースというサイトがあるので是非ご覧になっていただきたい。

他国と睡眠時間を比較してもあまり役に立たないのではないかと個人的には考えている。習慣そのものが違うし、昼夜の長さも違うのだから比較しても意味がない。

むしろ国内での地域による睡眠時間の違い、特に都市部と地方部での違いはあるのではないか。また年齢による睡眠時間の差もあるはずである。

 

 

昼寝は睡眠時間に入るのか

 

睡眠時間は一般的に夜に就寝して睡眠に入り、朝目覚める時間までを指すと考える。寝具の上に横たわってから睡眠に入るまでを入眠潜時という。平均して8分以内に睡眠状態になるそうだ。30分以上経っても入眠できない寝付きの悪い人もいる。入眠の始まりは正確ではない。

朝になって目覚めてから寝具の上に横たわっている時間もある。寝付きの悪い人もいれば目覚めの悪い人もいる。おそらくは目覚ましをかけた時刻までが睡眠時間と推測できる。調査もアンケート形式で、脳波・呼吸・脈拍などをもとにした正確さはないと思う。

調査結果にはおそらく平均睡眠時間というバイアスがかかっているのではないかと思われる。もしくは睡眠90分間サイクル説というバイアスもあるかもしれない。

また一日に何度か眠る人もいる。昼寝は睡眠時間に入るだろうか。なかには昼寝を推奨する学校や会社もある。このように考えると平均睡眠時間はあまり当てにならない。

 

 

 

年をとると睡眠時間が短くなる

 

年をとってくると朝の起床時刻が早くなってくるような気がする。寝る時間も早ければ起きる時間も早くなるのだ。厚生労働省の調査結果では50代ころまでは睡眠時間は徐々に短くなるが、60代からは徐々に長くなっている。

働き盛りは睡眠時間が短く、定年後は睡眠時間が長くなるとも考えられる。忙しいと眠る時間は短く、忙しくないと眠る時間は長くなるのだろうか。

休みの日に「寝だめ」と称して朝寝や昼寝をする人もいるだろう。そうかと思えば休みの日こそ朝早くから行動を始めて趣味などのプライベートの時間を過ごす人もいる。

科学的な研究はいろいろとあると思うが、私としては睡眠は人間の意思である程度コントールできる心理的要因もあるのではないかと考えている。

 

人生後半戦の睡眠時間は長くなる

 

睡眠は体力の回復と記憶の定着を促すことは実証されている。年をとると体力がなくなるのは回復力が衰えているからだろうか。それとも回復力が衰えるから体力がなくなるのだろうか。人生後半戦は体力をつけることよりも回復力をつけることが大切なのではないかと思う。

記憶力はどうだろう。私は頭を使った日のほうが眠りにつくのに時間がかかり、結果的に睡眠時間が少なくなる。睡眠は記憶の定着を促すのだろうが、睡眠時間の長さには関係がないように思う。

厚生労働省の調査によると、人生後半戦は睡眠時間が長くなるようだ。これは体を使っていないし頭も使っていないからではないだろうか。働くことを辞めると睡眠時間は長くなるのではないかという推測はなりたたないだろうか。

 

人生後半戦は睡眠時間は短い方がいい

 

人生100年時代になっても3分の1は睡眠時間であると言われているが、年齢によって大きく差がある。人生後半戦は50代から徐々に睡眠時間が長くなっていく。

睡眠時に生きているという実感はない。生きている実感は覚醒時に生まれる。

ということは人生後半戦は眠らない時間が長ければ長いほど実質的な生きている時間が長くなると感じるはずだ。

人生後半戦は睡眠時間が短い方が長生きしている実感を味わえるのではないだろうか。