人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦の生き方を考えるためには

人生後半戦の生き方を考えるためには|新おとな学 Ver.2

 

 

人生100年時代の後半戦は50歳から始まる、と言えば必ず賛否両論がある。

平均寿命を考えれば40代から始まると言う人もいるし、定年になるまでは現役だから50代で後半戦とは認めないと言う人もいる。

どちらでもよいのだが、ひとことだけ言っておきたいのは「型にはまる必要はない」ということだ。

 

 

 

人生後半戦の開始時期は自分で決める

 

私ごとではあるが、10代のとき病気になり1年弱の入院生活と退院後も1年間の療養生活を送らざるをえなかった。そのときに自分は30代までしか生きられないかもしれないと勝手に思った。

30代までしか生きられないと思うと同時にこれからは人生後半戦だと考え、あれこれと人生計画を練った。10代で考えた人生計画は「やりいたいことをやってみる」だった。だがほとんどが健康上の理由で打ち砕かれた。

30代になってもう少し生きてみようという気になり、結婚をし、子供に恵まれ、これから30年は生きようとまた人生計画を練った。30代で考えた人生計画は「仕事・お金・家族・健康」の4つだった。理由はいろいろあったが計画はほとんど頓挫している。

50代になって両親の介護が本格的に始まった。介護は時間的・体力的・精神的に負担が生じるだけでなく経済的負担ものしかかることがある。この状態で仕事をしようとするとストレスは二倍どころか二乗になった。

 

人生後半戦の残り時間を考える

 

介護が終わったとき、やっと人生後半戦になったと思った。50代になってからの人生後半戦は自分が生きてきた同じ時間だけ後半戦に時間もあるとは限らない。友人知人には人生後半戦を迎えて間もなく人生を終えた者もいる。

50代からの人生後半戦は、今日以降は常に人生後半戦と考えてもおかしくない年になったと考えるべきだと思う。いつ死ぬかわからないというのではなく、あと3年生きていたら、あと10年生きていたらと考えてはどうだろう。

いつから人生後半戦になるかが重要ではなく、人生後半戦はあと何年あるかと考えたほうがよい。生きてはいても体が動かなくなったり、頭が働かなくなったりしてからでは、人生後半戦を考えることもできないのだ。

 

 

 

老後の3Kは人生の3Kでもある

 

人生後半戦になったら考えなければならないことは、人生のいつにおいても考えなければならないことである。異なるのは人生に期限を付けて考えるか考えないかの違いである。

仮に人生後半戦があと3年と考えたからといって3年で人生が終わるということではない。期限が3年ということで、3年の間に起きうることを想定して人生後半戦の計画を立てるのである。

老後の「3K」とは「お金・健康・人間関係」であるが、これらは老後に限っての問題ではない。また「お金・健康・人間関係」が単独で問題になるのではなく、相互に絡み合うこともあるし、他の問題とも関係してくることもある。

例えば「お金と仕事」「健康と生活」「人間関係と住まい」というようにである。「お金と仕事」といっても会社勤めのサラリーマンと小規模の個人事業主では事情が異なるし、給料のない専業主婦のような家内労働に従事している場合も異なる。

 

人生後半戦は型にはまる必要はないが

 

人生がひとりひとり違うように、人生後半戦もみな違うのだ。型にはまった考え方をする必要もないが、その代わりに自分で考えなければならないことを忘れてはいけない。

例えば「老後資金はいくら必要か」という問いに対して、これを人生後半戦の計画に反映するとすれば、どのような考え方が必要だろうか。

まず「老後とは何歳からだろうか?」を考えなければならない。老後資金を考えるためには老後の期間を想定しなければ必要な資金額を算出できない。

「老後」はあと3年以内、10年以内のどちらに訪れるだろうか、それとも10年経っても訪れそうもないか。人それぞれの事情は異なるものの始まりの時期を想定することは必要である。

 

 

人生後半戦の計画を立てるポイントは自分の人生観である

 

人生観とは人生の価値観であり、自分の置かれている境遇と事情、過去の恩恵と因縁、これから先の人生に対する楽観と悲観によって変わってくる。決して2×2×2の8通りではない。次回から数回にわたって人生後半戦の生き方と計画の立て方について考えてみたい。

(つづく)