人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦は人生の仕上げの時間だ

人生後半戦は人生の仕上げの時間だ|新おとな学 Ver.2

 

 

 

心理学者のユングは人の一生を、少年期、青年期、壮年期、老年期の4つに分けた。この他にも乳児期・幼児期・少年期・青年期・壮年期・中年期・老年期と呼ぶ分け方もある。最近は漫談家・綾小路きみまろ氏の「中高年よ!・・・」のせいだろうか、中高年という呼び方も一般的になっている。

 

人生後半戦を期間に分ける

 

人生後半戦は中年期・中高年期・老年期に該当するようである。以前は中年期になれば人生の折り返し地点に差し掛かったと思えたが、今では中年期は働き盛りと考えられている。

中高年期になると確実に人生後半戦を意識せざるを得ないような兆候が心身に現れる。この頃になると残りの人生の時間を計算するようになる。

人生後半戦は折り返し地点よりも少し先に進んだところで自覚するのではないだろうか。日本人の平均寿命が男女ともに80代を超えたことを考えると、人生を4つの期間に分けることができる

20代まで・40代まで・60代まで・80代の平均寿命までとなり、例えば40代は40歳から49歳まで10年あるが、この期間は個人差と考えることができる。

 

人生後半戦の時間を計算する

 

人生後半戦を何歳から始まるかと考えるかは人それぞれ違う。仮に60歳からの余命を80歳までの20年間を考えてみよう。20年間 × 365日 = 7300日、さらにこれを時間に直す必要はない。

7300日、毎日行うことを考えてみよう。食べる・眠る・トイレへ行く・服を着る・・・と考えるだろう。これらは生きていくために必要なことで少なくとも7300回は行うわけだ。

次に考えることは7300日毎日は行わないが必ず行うことだ。旅行に行く・趣味に時間をかける・家族友人と時間を過ごすなど思いつくことはあると思う。

人生後半戦に生きるための時間として使うのはおそらく1日の半分となる12時間はあるだろう。となると毎日は行わない残りの12時間 × 7300日の時間の使い方が大切になる。

 

 

 

時間は使っても使わなくても

 

12時間 × 7300日と考えるとかなりの時間数があるように思える。実際には、計画・準備・実行・後処理を考えると、実行する時間だけで12時間 × 7300日の時間があるわけではない。

実行するのに多くの時間をかけたいのはやまやまであるが、計画・準備・後処理にも時間を要する。実行だけに時間をかけたい人のために人生後半戦向けの既成品がある。

例えば旅行ならパッケージツアー、いわゆる団体旅行だ。趣味も料理なら料理教室、英会話なら英会話教室というようにシニア向け商品サービスは多々ある。

時間は準備に使っても使わなくても、時間自体は過ぎていく。貯めることも留(とど)めることもできない。なにもしなくても時間は過ぎていく。時間は使い捨てなのだ。

 

人生後半戦の時間の計算方法

 

時間の使い方には2通りの方法がある。1つは全体の時間から使った時間を引いていく方法であり、もう1つは使った時間を足していく方法である。

どこに違いがあるのだろうか。時間を引いていく考え方は残り時間を気にすることになり、時間を足していく考え方は使った時間と成果を比較することになる。

どちらが良いということではない。目標設定を1年後というように期限を決めるのであれば前者が良いだろうし、目標設定を一定の成果として決めるのであれば後者のほうが良い。

人生後半戦は残り時間が短いと思えば前者の考え方が、残り時間が長いと思えば後者が良いだろう。また対象とする時間の使い方によっても考え方を選ぶことができる。

 

他人と比べない、無理をしない時間の使い方

 

例えば健康管理のために食生活を変える、定期的に運動をするという生活改善を目的とするならば、最初は前者の考え方で一定の期間続けることから始める。最初に決めた期間が過ぎたら、今度は一定の成果を目標として決める。

人生前半戦は目標のために期間と成果を決め、何がなんでもという時間の使い方をする人が多い。人生後半戦は時間の使い方に合わせて目標を設定することで、自分のペースで生きることができる。

期間と成果の両方を求めず、他人と比べない、無理をしないことが、人生の仕上げである人生後半戦の上手な時間の使い方である。