人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦の時間の使い方 ~ のんびりとあせり

人生後半戦の時間の使い方 ~ のんびりとあせり|新おとな学 Ver.2

 

 

 

人生後半戦になると時間が経つのが早くなると感じる人がいる。人生前半戦、子どもの頃はどうだったろう。今よりも1日が長く感じていたのではないだろうか。その理由を考えると人生後半戦の自分に合った時間の使い方が可能になる。

 

 

楽しい時間は早く過ぎる

 

「楽しい時間は早く過ぎ、苦しい時間は長く感じる」のであれば、人生後半戦という時間を楽しく過ごしているに違いない。ただ楽しい時間とは幸せを感じている時間とは限らない。

時間の過ごし方を楽しい時間と苦しい時間の2つに分けるとこの考え方は成り立つが、楽しくも苦しくもない時間を選択肢に加えるとどうだろうか。

この選択肢を選ぶ人は少なくないと思う。仮に3つの時間を選ぶ人が同数ならば、苦しい時間を選ばなかった人、すなわち苦しくない時間を過ごしている人は3分の2はいることになる。

この考え方はアンケート調査などの常套手段ではあるが、現状を苦しい時間ではないと考えている人は、現状に少なからず満足している人だろう。

もし満足度のレベルを上げるとどうなるだろうか。満足度に到達するために使う時間は短時間で済むとは考えないだろう。

人生後半戦の満足度のレベルを上げれば、楽しい時間ばかりではなくなり時間を長く感じるのではないだろうか。

 

忙しいと時間は早く過ぎる

 

「忙しいと時間は早く過ぎ、暇過ぎると時間は長く感じる」のであれば、人生後半戦も忙しく過ごしているのだろう。忙しいとは短時間に多くの作業を行うために時間を気にかけていないのだ。

時間の単位には「秒・分・時間・日・週・月・年」とある。時間が早く過ぎるとはどの単位のことを指しているのだろうか。一般的には「時間・日・週・月・年」で使うことが多い。

忙しいときには集中力を保つために他のことに注意が払われない。忙しいときには「時間」も注意が払われない事項のひとつとなり、時間なんか気にしていられないのだ。

では暇すぎて時間があり余るときはどうだろうか。時計ばかり気にしていないだろうか。時間の尺度は時計やカレンダーであり、暇で何もしない時間に意味を見いだせないのだと思う。

人生後半戦に置き換えると、時計やカレンダーを見ることが仕事や生活の一部となっている人ほど、それらを見なくなったときに時間が早く過ぎると感じるのだろう。

客観的な時間の単位である「秒・分・時間・日・週・月・年」は誰もが同じ間隔で過ぎていくが、人生後半戦には主観的な時間の単位を取り入れてはどうだろうか。ちなみに私は4時間単位で1日を過ごしている。

 

 

 

朝早く起きると1日が長い

 

「朝早く起きると1日が長く、寝坊すると1日が短い」と思うことがあるだろう。この場合の1日とは活動している時間帯で、覚醒している時間帯ではない。

目覚めていてもなんとなく寝ていたり、入院して安静しなければならないときなどは1日がとても長く感じる。朝早く起きても、夜は早く寝れば1日が長いとは感じないだろう。

規則正しい生活を送っていると、起床時間が早いからといって1日が長くなるわけではない。1日の時間習慣が変わることで長く感じたり短く感じたりするだけである。

朝早く起きるだけではなく、朝の時間帯を自分の時間帯として使うことで、前述の「楽しい時間は早く過ぎる」「忙しいと早く過ぎる」と同じことが起きているのである。

「朝活」という時間の使い方があるが、生理的なことを抜きにしてに考えれば、朝の時間帯は自分の時間帯を持つという習慣を作っていることになる。

 

楽観的の人は残りの時間を考える

 

ワインボトルの話をご存知だろうか。「楽観的な人はワインがまだ半分残っていると考え、悲観的な人はもう半分飲んでしまった」という話だ。

ここでも楽観的か悲観的かの二者択一で考えるので必ずしも正しいとは言えないが、時間にも同じようなことが言える。

例えば野球の試合で5回まで来たときに、まだ後半が残っていると考えるか、もう半分が済んでしまったと考えるのでは5回以降のプレイの仕方が変わる。

1日は24時間で繰り返されるが、人間の一生はたとえ長生きをしても繰り返されることはない。輪廻転生は死後に生まれ変わる思想ではあるが、同じ自分に生まれ変わるということではない。

人生後半戦になれば残り時間を考えることになる。このときにまだ半分残っていると考えるか、もう半分過ぎてしまったと考えるかは人それぞれではあるが大切なことは他にある。

それは「残り時間という考え」を持てるかということと、過去を振り返って「今までと同じような生き方」をするかという考えをもてるかということである。

 

人生後半戦は「ハジキの法則」を心に留める

 

「ハジキの法則」とは「速さ×時間=距離」という式を覚えやすくした言い回しである。人生後半戦の「時間」は自分である程度決めれるが、「速さ」はどうだろう。肉体も頭脳も速さは落ちていくだろう。

そうなると「距離」は稼げない。人生後半戦の「距離」を幸福度、満足度で置き換えることもできる。ただそれは誰かが言ったことであり、自分が人生後半戦に求める「距離」だろうか。

人生後半戦に何を求めるかによって、時間と速さを保つ方法、補う方法は人それぞれ異なるかもしれないが、必ず方法はあるはずだ。