人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人生後半戦にビジネス脳を作る「WとH」とは

人生後半戦にビジネス脳を作る「WとH」|新おとな学 Ver.2

 

 

ビジネス脳とはビジネスを考えるための思考回路のことである。人間はものごとを考える時にはパターンや手順があり、パターンや手順の数は人間の数だけ、またビジネスの数だけある。

 

 

ビジネスの基本的な思考回路

 

ビジネスを「仕事」という意味で使うこともあるが、私は「事業」という意味で使っている。「仕事」には事業・作業・職業などの意味があるので、前後関係でどのような意味で使っているのか判断しなければならない。

ビジネスを事業という意味で使うとは、「事業」についてもどのような意味で使うかを示しておかなければならないだろう。「事業」とは、目的と成果、成果を出す活動と成果に対しての褒称の4つで成り立つ

褒称は褒め称えることであり、褒称の中心には感謝がある。営利事業では褒称の証として褒賞・報奨・報償という金品の授受があるが、慈善事業では金品の授受がないどころか目に見えた褒称さえもないことがある。

家庭内で母親が家族のために食事を作る場合にもこのような流れが考えられるが事業とは呼ばない。スポーツを行う者が勝利という目的に汗を流す場合も事業とは呼ばないが、いずれも事業になる可能性があると考えられる。

 

ビジネス脳の作り方は自分の在り方から

 

ビジネスを「目的>活動>成果>褒称」という流れと考えると、ビジネス脳を作るためには目的を見出すことから始めると考えるかもしれない。しかしながら目的を見出す前に考えなければならないことがある。

ビジネスを「目的>活動>成果>褒称」という抽象的なことではなく、もう少し具体性を持たせて考えてみると、まずビジネスを行う主体は誰かということだ。これは紛れなもなく自分自身である。

自分自身がビジネスの主体となれるかどうかの判断を行わなければならない。もし主体となる拠り所が自分自身になければビジネスを始めることはできないが、ビジネス脳の作り方は学ぶことができる。

自分自身がビジネスの主体となるためには自己分析は欠かせない。自己分析は難しいことではなく、自分の存在と在り方を客観的に観察することに他ならない。長所・短所・USPなどいろいろな分析ができるが、自分と向き合うことが何よりも大切である。

 

 

 

ビジネス脳に必要なのは3W2Hである

 

ビジネスを考えるときに必要な要素として「WとH」で表すことが多い。それぞれ意味することは似ているようで違う。私はビジネス脳を作るためには3つの「W」と2つの「H」として考えている。

ビジネスの基本は自分の他に相手がいる。「誰が」「誰に」という2つの「WHO」を考えなければならない。そして誰が誰に「何を」という3つめの「WHAT」が必要になる。何をは形の有無は関係ない。

「誰が・誰に・何を」の間には矢印で表すことができる流れがある。誰がから誰に向かう流れは「どのように」という「HOW」で表し、誰にから誰がに向かう流れを「HOW MUCH」で表すことで2つの「H」が浮かびあがる。

HOW MUCH は「いくらで」という意味で覚えているだろう。これを「どのくらい」という意味で考えてみてはどうだろうか。金品の授受はいくらでが適切かもしれないが、感謝の度合いを表すにはふさわしくはない。

 

なぜ人生後半戦にビジネス脳を作るのか

 

ビジネス脳を作るのはなにも人生後半戦に限らない。むしろ若い世代に必要ではないかという思うかもしれない。人生後半戦になると問題視されるのが老後の「3K」である。この3Kに深く係るのがビジネス脳である。

3Kの1つめは「お金」である。人生後半戦になるとお金の心配をしなくてもよいと思ってはいけない。人生後半戦だからこそ自分でお金を稼がなければならないのであり、そのためにビジネス脳が必要なのだ。

3Kの2つめは「健康」である。仕事をするには体の健康はもちろんのこと、頭の健康にも注意を払わなければならない。脳トレを行うのもよいがビジネス脳を作ることも頭の健康に役に立つ。

3Kの3つめは「人間関係」である。ビジネスはひとりではできない。相手がいなければビジネスは成立しない。いかに相手のためになる仕事をするかを考えることは人間関係を考えることそのものである。

 

人生後半戦からのビジネスは世のため人のため自分のため

 

人生前半戦は仕事の意義よりもただ働くことに義務感や責任感を感じ、やりがいも自然に湧いてきた。人生後半戦は仕事の中の自分ではなく、自分の中で仕事を見つけるようにしてはどうだろうか。