人生後半戦の新おとな学 Ver.2

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人口減少時代にシニアが学ぶべき3つのこと

 

人口減少時代を生きるためにシニアが学ぶべき3つのこと

 

少子高齢化・人口減少が唱えられてから20年以上経つ。2004年に人口のピークを迎えてから人口は減少の一途をたどっているのだ。
これからも人口は確実に減少していくので、人口の減少を止めることよりも人口減少社会への対応を優先して考えなければならない。
人口減少化は少子高齢化を原因としており、そのためには社会福祉の充実と増税による財源確保などが記憶に新しい。果たしてそれでいいのだろうか?

 

少子高齢化は生産年齢の減少を直視していない

 

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このグラフは「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(国立社会保障・人口問題研究所)を加工して作成したものである。
2020年の人口をモノクロにし2040年の人口を透過して重ねたため文字部分が重複している。ご容赦いただきたい。

国立社会保障・人口問題研究所ホームページ http://www.ipss.go.jp/
人口ピラミッド http://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/PopPyramid2017_J.html


いつを基準にするか

国立社会保障・人口問題研究所のグラフは5年刻みになており2015年までが実データで、2020年以降は推計によるものである。
何についてもいえることだが、基準をどこ(何年)に置くかによってデータの見え方が異なってくる。
人口がピークの2004年を基準にすると少子高齢化は現在よりも悪化した状態に見える。
2015年と2020年を比べると都道府県別に見てもほぼ人口の推移は予測の範囲内なので、より現在に近い2020年を基準としている。

 

いつと比較するか

2020年を基準として次にいつと比較するかということになる。
団塊の世代が後期高齢者(75歳)となる2025年、団塊ジュニアが高齢者(65歳)を迎える2040年かということになる。
2025年では近過ぎるので2040年と比較してみたのが前掲のグラフである。
薄いグレーが2020年、カラーの部分が2045年である。

 

少子高齢化の20年後は

少子高齢化とは事実ではあるが、もし真実を表すなら「少死少産化」と称すべきだろう。
グラフのグレーの部分よりカラーの部分が少ないのは年少人口の部分だけではない。
15歳から64歳までの生産年齢人口も少なくなっとり、生産年齢人口の減少が大きな問題なのである。
「少死少産化」が避けられないとすれば、どのような対策を練るべきだろうか。

 

 

 

日本を100人の村にたとえると11人が減る

国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料(2019)によれば次のような未来がやってくる。

 総人口予測 
   2020年  1億2532万人  100人の村 ▲11人
   2040年  1億1092万人   89人(100%)

 老年人口予測(65歳以上)
   2020年   3619万人  29人 +2人
   2040年   3920万人  31人(35%)

 生産年齢人口予測(15-64歳)
   2020年   7406万人  59人 ▲11人
   2040年   5977万人  48人(54%) 

 年少人口予測(0-14歳)
   2020年   1507万人  12人 ▲2人
   2040年   1193万人  10人 (11%)

 

 生産年齢人口が減少することが要因

2020年の人口割合は<老年:生産:年少=29:59:12>である。
2020年の人口割合は<老年:生産:年少=35:54:11>である。
一見、生産年齢人口の割合は5%しか減少していないように思えるが、母数が減少しているので人口でで考えると違う姿が見えてくる。

100人の村にたとえると2020年に生産人口に対して2040年の生産人口は89人である。
そして89人の内訳は<老年:生産:年少=31人:48人:11人>となる。
2020年に比べて生産人口が11人も減少しており、総人口の減少で最も注視しなければならないのは生産年齢人口の減少なのだ。

 

生産年齢人口が減少した未来の日本

現在と同じ経済の体制、体系を維持していれば、間違いなく経済力は下降する。
国家の財政も老年と年少の福祉を賄うだけの歳入を生産人口を主体とした税金では賄えない。
現在のインフラと施設の規模は必要なくなり、新設は減り老朽化したインフラと施設のメンテだけが増える。
人口に対して過去の資産(遺産)が負債となって大きくのしかかるのだ。

 

生産年齢人口の減少を補うための方策はあるか

人口構造を100人の村としてイメージしたのが下記の図である。
生産年齢人口の上限年齢を引き上げる方策は「グレー」を「黒」に変えることである。
生産年齢人口を「黒」で表しているが、実際は働いていない「白」の人もいるので「白」から「黒」に変える方策もある。
年少人口を「黒」に変えることは難しいので減少する予防策を立てるしかない。

白枠の部分に生産年齢人口に該当する方策をとることもできる。
外国人労働者やAI・ロボットを当てはめようとする考え方である。
いずれをとってもオセロのようなわけにはいかない。

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シニアはグレーから黒に変われるか!?

シニアを年齢で分けることは難しくなっている。少なくとも50歳以上で生産年齢から老年(65歳以上)の間にシニアは位置する。
シニアが未来に向けて考え、行動しなければならないのは、「黒」でいることだ。
そのためにはどのような知識が必要だろうか。今までの知識ではオセロゲームにしかならない。
知識だけではない。体力・能力・行動力を担う健康状態も必要である。

 

シニアが学ばなければならないこと

まず、日本の人口減少は全国の地域で同数同率で発生しているわけれはないので、自分が暮らしている地域について知ることから始まる。
日本全国>都道府県(47)>市町村・特別区(1741)>細分化された地区で実態を把握するのが最初に行う作業である。
次に行うことからがシニアが学ばなければならないことだ。

 1.どこに住むか(100人の村の外枠の部分・住む場所で未来は変わる)
 2.何にお金を使うか(外枠を維持するためには1人が負担するお金が増える)
 3.健康より大切なこと(健康長寿だけではグレーが増えるだけ)

 

死ぬまで働き、死ぬまで学び、死ぬまで遊ぶ

私は「死ぬまで働き、死ぬまで学び、死ぬまで遊ぶ」つもりである。


「死ぬまで働く」とは死ぬほど一生懸命に働くと言うのではなく、寿命まで働くということである。つまり一生を通して働くことを続けていく。

「死ぬまで学ぶ」とは働くことと同じように一生を通して学ぶということである。
学ぶと言うと学校の勉強をイメージするかもしれないが、学ぶ対象はまったく違う。

そして最後の「死ぬまで遊ぶ」とは、遊ぶことなくして働くことも学ぶこともできない。遊ぶとは好きなこと、楽しいことをするだけではなく、まして時間をつぶすことではない。働くことと学ぶことが目標への手段だとすれば、遊ぶことは生きる目的と生きることそのものだと考えている。

みなさんは考えたことがあるだろうか、自分の生きる目的は何だろうと。