人生後半戦の新おとな学 Ver.2

時間とお金 食事と睡眠 家族と独居 働き方と暮らし方 学び方と遊び方

2030年、10年後の自分の姿を妄想する

 

2030年、10年後の自分の姿を妄想する|新おとな学 Ver.2 snias.com

 

 

2020年を区切りの年と考え、10年後の自分の姿を妄想してみませんか、というのが前回の記事だった。2020年に40代・50代・60代と西暦だけではなく年代の区切りが重なる人はわかりやすいかもしれない。
10年後は2029年ではあるが2030年の自分の姿と考えた方がわかりやすいだろう。そして根拠が必要な予想でもなく予測でもない、根拠のない妄想をして欲しい。

 

では前回からの続きを始めよう。

f:id:officenagasawa:20191211113022j:plain

 

 

用意するものは紙と鉛筆!?

 

紙と鉛筆を用意してくださいというのではない、紙と鉛筆があればできますよということだ。実際の私の手順は、パソコンの表計算ソフト(アプリ)で表を作り、A3用紙に印刷し、その用紙にフリクションボールペンで書き込んでいる。

もう少し細かくお話すると下記のようになる。

  • PCはデスクトップに23インチディスプレイ(画面が小さいと表全体が入らない)
  • 表計算はGoogleスプレッドシート(Excelでもかまわない、線が引ければ)
  • 印刷はPDFファイルに保存してコンビニで印刷(プリンタを持っていないので)


表は一番上に項目名(テーマ)を書き、2020年から2030年までの枠と、最下段にメモ欄を作る。表は12行になり、13行目が大きな枠(メモ欄)になつようにする。左右は左端に西暦、隣の列から項目を記入するので10列は欲しい。(一列の幅が小さ過ぎないように)

 

あまり表の形式にこだわらずに、まず作ってみてはどうだろうか。私も最初のころはもらった新年用にいただいたカレンダーの裏にマジックで手書きしていた。大切なのは形式ではなく、妄想する内容である。

 

書き込み欄が小さくなりすぎないことだけに注意すればよい。

 

NRI未来年表 2020-2100 | 野村総合研究所(NRI)

 

 

実際に起こる事実をまず書き込む!

 

1行目には妄想する項目名を書き込むので、1行目の1番左側(1列目)は空欄になる。2行目の1番左側に2020年、順に下に2021年、2022年・・・と2030年まで記入し、その下が大きなメモ欄となる。これで大枠はできたので、もう一度確認しておくが2020年・2021年・・は必ず起きる事実である。

 

2列目(西暦の右側)には年齢を書くので、まず一番上に「年齢」という項目名を記入する。自分の年齢だけではなく、同居している家族の年齢、近親者の年齢も書く。
例えば年齢が基準になって変わるものとして、年金や健康保険があるので必ず記入する。

 

3列目には収入、4列目には支出を書くのだが、最初は1行目に項目名だけを書いておく
年齢で決まる収入・支出はファイアンシャルプランでもよく使われるので簡単に説明すると、退職金・年金受給・健康保険・任意保険などがある。

 

見落としがちなのは、両親の介護・保険・相続税など、子供(孫)の結婚・出産などに関わる費用がある。例えば、2022年には75歳以上の健康保険負担が2割になったら支出は2倍になる。両親が75歳以上ならばこれらのことも踏まえて健康状態を今以上に気を配らなければ後手に回る可能性もある。

 

私自身の経験ではあるが、両親が2人とも介護状態になることは妄想の範囲を超えていた。

 

将来に予想される社会変化(PDF)

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局資料6 平成31年3月11日

 

 

  

ヒト・モノ・カネ・健康

 

5列目からは順不同で自分の状況に応じて項目を記入していく。

「ヒト」に関することは、家族はもちろん仕事の付き合いに関する人の人数、プライベートで親交のあるヒトの人数は把握しておきたい。人間関係は年齢に応じて変わっていくが、自分自身で変えていくことも大切である。

 

「モノ」とは特に大きな資産は必ず状態を把握しているだろうが、固定資産に該当するものは年々評価が変わっていく。住宅ローンの完済計画を見直すこともできるが、これはファイナンシャルプランの範囲になる。住居のリフォーム・修繕・転居、自家用車の車種・買い換え、電化製品の買い換えなどモノの関する妄想は尽きない。

 

「カネ」に関してはすべての事項に関わるので、各項目を記入するたびに追記することになる。「カネ」を中心にして考えるのがファイナンシャルプランであるが、今回の10年妄想計画とは別に考えたほうがよい。必要に応じてプロを交えて考えることをおすすめするが、金融保険会社のファイナンシャルプランは営業の一環だと思っていたほうがよい。

 

「健康」は妄想をしても10年後にはどうなっているかわからない。なので健康状態のチェックを常にできるような妄想をしておく。健康診断は精密検査が必要かどうかしかわからないので、最初から人間ドックのような精密検査を定期的に考えていたほうがよい。また健康的な生活に関する情報、遺伝的に発生する可能性の高い疾病の情報、介護に関する情報が必要なことも超高齢社会には大切である。

 

必ず起こること、起こる可能性があること、起こる可能性が高いことの3段階に分けて妄想しておく。

 

2030年の未来像―ICTが創る未来のまち・ひと・しごと(PDF)

平成27年版(2015年) 情報通信白書

 

 

  

仕事・就活・生活・終活

 

終身雇用の時代には人生後半戦に仕事を変えることはあまり考えられていなかった。現在は終身雇用ではなく早期退職の時代であり、人生後半戦に仕事を変える人、変えなければならない人が当たり前になっている。仕事を変えるとは転職・独立だけではなく、現在の仕事を続けながら他の仕事も始めるということもある。そのような妄想をこの10年間に組み込めるだろうか。

 

人生後半戦に就活を行うなど、社会に出てきたばかりのころには思いもしなかったろう。就活のライバルは同年代の同業者ばかりではなく、新卒の若々しい者もいれば、日本語もまだ理解できない外国人もいる。ただし、まったく経験も技能もない業界業種では、対等な立場になるのである。現在自分の持っている経験と技能は10年後も通用するかということも妄想しなければならない。

 

生活面は2パターン考えられる。

体・頭・心の健康が今の状態から衰えなければ、生活自体は社会の変化を受け入れることで楽観的な妄想ができる。一方で体・頭・心の健康に不安があるのであれば、現状を維持するために社会の変化をどう受け入れるかを妄想することになる。

これらは悲観的な妄想を行わないという前提での話であるが、もし悲観的な妄想になりそうであれば一度中断したほうがよい。情報が少ないから悲観的になるのかもしれないので、妄想よりも情報収集に切り替えるべきだろう。

 

人生後半戦になると終活も考えるだろうが、終活自体は常に考えておいたほうがよい。正と負の財産目録があればなんとかなる。

 

2030年、未来の住まいはこうなっている!?

URくらしのカレッジ

 

 

趣味と時代の変化

 

上記のことを考えた後に、表の右端に自分の趣味について自由に妄想する。10年間でやってみたいことを書いてみる。旅行でもスポーツでも食べ歩きでもなんでもよい。

 

ただし1つだけ条件がある。
趣味の前に左側の欄に書いたことを実現した上で趣味が成り立つことを忘れてはならない。もちろん実現できるかどうかはわからないので、実現したとして妄想するのだ。

 

最後に時代の変化を妄想してみよう。たとえば「5G」はここ10年の間に確実に時代を変える。老人医療の対象となる在宅医療も全く違うものになるだろうし、介護方法も変わってくる。また超高齢社会、総人口の減少も、少子高齢化などの言葉に惑わされないで対処方法が考えるだろう。

 

「5G」だけでも未来は変わるのだ。ただ恩恵を受けるのは私達より若い世代になる。

今後10年を妄想するときにこのことを絶対に忘れてはならない。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/officenagasawa/20191220/20191220182150.jpg

 

2020年から順に考えるのもよいし、2030年から逆算して考えるのもよい。正月に考えても1年どころか1週間で忘れてしまうかもしれない。ただ考えたという事実は残る。無駄にはならない。

考えることで潜在意識の中に残ればいつか芽が出るかもしれない。

 

 

オマケ