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困ったもんだ!新型コロナに関する9つのこと(2)

困ったもんだ!新型コロナに関する9つのこと(2)|新おとな学 Ver.2 snias.com

出典:都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ 4月17日現在(ジャッグジャパン株式会社提供)

 

 

 

困ったもんだ、その3 「高齢者が重症化し、若年層に感染者が多い」

 

新型コロナの特徴は、1)人を媒介として人から人へと感染する、2)感染してから発症するまで潜伏期間が2週間ほどある、3)潜伏期間にも感染力がある、ということです。日本では発症してからPCR検査を受けて感染が確認されるという手順になっています。つまりPCR検査を受けない限りは感染者とは断定できません。

日本の新型コロナ対策は徹底的に感染者を封じ込めるという戦略です。自分が感染しない限りは他の人に感染させない、つまり感染者との接触を断ち切るという作戦です。そのために社会活動を制限しようとしているのですが、自分が感染者かもしれないという自覚がなければ今までと同じ生活をしてしまいます。

高齢者に重傷者が多いのは2つの理由が考えられます。1つめは高齢者には基礎疾患を持っている人が多いこと、2つめは過去の経験があるために新型コロナも過去に経験したことと比較して、例えば風邪っぽいと考えてしまうということです。新型コロナは「新型」ではなく「新種」のウィルスです。過去の経験は役にはたちません。

若年層に感染者が多いのは社会活動は若年層によって営まれているからです。社会活動を止めれば毎日の生活さえできなくなってしまいます。電気・水道・エネルギーが止まり、防犯・防災が止まり、新型コロナの最前線にいる医療も止まります。社会活動には対面での活動が余儀なくされる場合もあります。止めるわけにはいきません。

飲み歩いているから、遊び歩いているから若年層が感染するという考えは当たっている場合もありますが、飲み歩いている遊び歩いている人とそうしていない人はどちらが多いでしょう。若年層の間でもそういう機会を避けるようになっています。むしろ元気な高齢者のほうが個人的には心配です。

 

 

 

困ったもんだ、その4 「病院が危ない、医療崩壊が起きる」

 

病気でない人、過去に病院に通い続けたことがない人にとっては医療崩壊という意味がわからないかもしれません。病院は新型コロナに感染した人だけが行くところではありません。全国の感染病床は限られています。新型コロナに感染した人は、軽くても重くても感染病床に隔離されます。

 

軽い人というのは接触感染があったかもしれないのでPCR検査を受けたところ陽性反応が出た人も含まれています。急激に重症化する場合があるのは故・志村けん氏の場合でもわかるでしょう。感染病床のある病院は感染症専門の病床だけではなく一般病床もあります。

隔離された感染者が増えることによって、人的資源も物的資源も集中して費やされます。まして症状からだけでは新型コロナの感染者かどうかわからず、医療関係者にも感染してしまいます。そうなると新型コロナだけではなく今まで治療できた病気・負傷の治療もできなくなってしまいます。

医療崩壊は新型コロナの最前線の崩壊ですが、新型コロナが広がればインフラ崩壊、物流崩壊、金融崩壊、政治崩壊まで広がる可能性だってあります。新型コロナは新種のウィルスですので未知のことが多く、現在解明されているのは検証例だけです。確たる治療法はまだありません。

病院及び病床数は非常時を想定していません。何も対応しなければ必然的に医療崩壊が起きます。だったら病床数を増やせばいいというのは後付けの理由です。今は非常時ですので平時での考え方、行動は机上の空論となってしまいます。

医療崩壊を起こさないためには、感染しないことが最も重要です。また感染してしまった場合は自分の免疫力に頼るしかありません。医療崩壊という言葉に踊ろされずに自分の身は自分で守ることを心がけましょう。

 

 

 

全国レベル、東京レベルと地元レベルは同じではない

 

テレビ・新聞で情報を得ている人は全国レベル、東京レベルの情報を地元の新型コロナの感染状況に当てはめて考えてはいけません。全国緊急事態宣言が発令されたのは各都道府県知事に地元に合った対応を行う権限を与えたのと同じです。

感染者と感染病床数は各自治体で異なります。私の住む札幌では感染病床数に余裕があっても、広大な北海道レベルで考えると遠隔地で発症した場合はすぐにPCR検査を行い入院隔離することはできません。各自治体、地元に合った対応が必要です。

年齢別属性は年齢別人口構成と比較しながら考えなければならないので必ずしも報道と同じではないのです。医療崩壊もそもそも医療過疎地では現実味のないことです。現状を理解するためには、冷静に地元の情報を入手しましょう。

 

新型コロナは全国に蔓延しています。異なるのはコロナ濃度すなわち潜在感染者を含めた感染者数です。わざわざ潜在感染者を増やす行動をしていないか自分の行動を振り返ってみてはどうでしょうか。

また感染したとしても、感染したのは2週間前です。2週間前から感染が分かった時点までの行動を記録しているでしょうか。感染経路が不明な人が増えれば増えるほど全国への感染が助長されます。自分の行動を記録することも大切です。

(つづく)

 

三密(密閉・密集・密接)と手洗い・消毒、そして行動記録