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困ったもんだ!新型コロナに関する9つのこと(4)

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「新型コロナウィルスに関連した感染症の現状と対策」令和2年2月23日(日)厚生労働省
※現時点とは新型コロナウイルス感染症対策本部(第12回)が開かれた2月23日

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困ったもんだ、その7  「緊急事態宣言と自然災害」

 

「緊急事態宣言」が全国に拡大しました。国民一人当たり10万円給付の検討も始まりました。新型コロナに対する日本政府の対策は、感染者(患者)の隔離が急激に増えることによって医療対応の限界を超えさせないというものでした。そのために患者数のピークを抑え、ピークに達する時間を遅らせようとしましたが、現状は・・

 

具体的にはクラスター(集団感染)の発生を抑え、濃厚接触者と潜在感染者のリンクを追跡することに力を注いできました。これはこれで対策と方法としてはあり得るのですが、実際には医療崩壊が起きている地域がある現実を考えれば方向転換をせざるをえません。

「緊急事態宣言」は潜在感染者が移動し人と接触をしないようにするための活動制限を目的としています。不特定多数の多くの人が接する場所と時間の制限をすることで、感染範囲と感染可能性を小さくしようという考えです。新型コロナの感染力を正確に伝えなかった、理解できなかった政府と国民のミスです。

日本のような自然災害の多い国では、常に自然災害とペアで考える必要があります。新型コロナが蔓延する中で、大地震が起きたら、暴風雨が発生したら医療崩壊どころか大惨事になるでしょう。新型コロナを封じるための最初の一手が間違っていたのです。これは政府だけでなく国民も予想していなかった人が多かったと思います。

時を同じくして東京オリンピックの開催で浮かれ気分の人たちには、過去の経験から判断したことが間違いの元だったのでしょう。大震災時の原発問題と同じです。これからはすでに起こってしまった事実として対応しなければなりません。

 

 

 

困ったもんだ、その8  「緊急経済対策と国民の懐」

 

政府が発表した新型コロナ禍で緊急経済対策108兆円は、昨年度の積み残しと納税延期などを含めた緊急とは言えない対策であることはマスコミでも取り上げられています。新型コロナに対する対策も間違えば、大きな影響の出る経済に対する対策も間違ったのが現在の状態です。

緊急事態宣言と同時に金融経済対策として国民一律10万円給付の検討も始まりました。条件付き30万円世帯給付がまだ始まっていないにもかかわらず次の一手を打つのですから、この先にどのような経済対策が登場するかわかりません。新型コロナに対する対策も懐状況に対する対策も自分の身は自分で守ることが大前提です。政府に頼ってばかりでは乗り切れないでしょう。

 国や自治体がなんとかしてくれるかもしれませんが、それは新型コロナ禍が収まったころになるかもしれません。緊急事態であるならばスピードが重要になります。スピードを重視した政策と行政を経験したことがない政府と国民ではなにが正解なのかはわからないのが現実です。今までの経済対策を振り返れば当てにし過ぎるのは危険です。

仮に10万円か30万円が給付され、特別融資が実行されても、新型コロナはなくなるわけではありません。新型コロナと分けて検討実行されるべきですが、検討するのも実行するのも政府と自治体です。物流が止まらず、食料品と生活用品の供給ができるうちはよいですが、これらが途絶えた時のことを考えると・・恐ろしい話です。

ひとつの考え方として国民に一律10万円を給付して、辞退できるような仕組みを用意しておけばよいのではないでしょか。もらえるものはもらう、そう思う人が多ければ多いほど経済対策にはならないでしょう。

 

 

 

もう限界に近いは限界を超えていると同じ

 

日本の医療は現状は、新型コロナの感染拡大によって限界にい、すなわち医療崩壊に近づいていると叫び続けられています。「限界に近い」は「限界を超えている」と同じで、限界を超えてもまだ現場の医療関係者の頑張りで持ちこたえているのです。「頑張り」は日本人にとって美徳だと思われていましたが、その頑張りがブラック労働を生んだことを忘れていないでしょうか。

医療崩壊が起きれば感染に対応している現場だけでなく、直接は新型コロナと関係ない医療の現場にも支障が出てきます。もし交通事故が起きたら、もし入院患者の様態が悪くなったら、もし子供が急に熱を出したら、と考えたら切りがありません。新型コロナの感染拡大前は老人医療が医療の最大の問題だったのですから致し方ないと言えばそれまでなのですが。

感染者と非感染者では、非感染者のほうが圧倒的に多いので緊急経済対策も必要です。10万円は欲しいは外出をするはでは「日本が一丸となって新型コロナ対策をしている」ことにはなりません。どちらかを考えればどちらかが蔑ろになるでは多くの死者が出る可能性だってあります。今、行わなければならないことは、「人と極力接しないで暮らす」ことに尽きます。

老後不安の3Kは「経済・健康・人間関係」と言われています。人間関係の意味は違いますが奇しくもこの3つが新型コロナでも浮き彫りになりました。老後の3K不安を考えていち早く対応していれば大きな不安にはならないでしょう。これからは老後不安の3Kとしてではなく「経済・健康・人間関係」について考えていかなければならなくなりました。

 

今は新型コロナ対策最優先でも、いつか収束した後には老後の3K不安を別の切り口から必ず考えておかなければならないでしょう。