人生後半戦の新おとな学 Ver.3

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「時間とお金・食事と睡眠・独居と家族」を変える

「時間とお金・食事と睡眠・独居と家族」を変える|新おとな学 snias.com

 

 

前回は「新元号、新型コロナ、総理辞職の三つ巴」で人生後半戦世代にどのように影響するのかをお話ししました。「時間とお金」に対する考え方までお話ししましたので、今回は「食事と睡眠」「独居と家族」についてお話しします。

 

 

食事と睡眠

 

「食事」には2つの考え方があります。1つは「栄養」という考え方、もう1つは「楽しみ」という考え方です。人生後半戦になると栄養面からのアプローチが多くなるのではないでしょうか。健康に良いと言われるとついつい手がの伸びてしまうのも人生後半戦世代の特徴です。

 

食事を栄養という観点から考えるのではなく、食習慣という観点から考えることをお勧めします。人生後半戦は多かれ少なかれ老化を自覚することになりますが、これに合わせて食習慣を変えて健康を維持するようにしましょう。

 

食習慣は無意識に生活に根づいていますのでを意識的に変える必要があります。

 

人生後半戦になると睡眠時間が少なくなる、もしくは熟睡できないという人が多くなってきます。とは言うものの、仕事をしている人と仕事をしていない人では生活習慣が異なります。1日のトータルで睡眠時間に使っている時間で考えるようにします。

 

睡眠中は意識的に睡眠状態を変えることはできません。可能なのは入眠前の習慣と覚醒時の習慣です。時間的に規則正しいだけではなく、睡眠中の環境を良好にすることが大切です。

 

生活環境と生活習慣に応じた睡眠時間として考えてみるようにしましょう。

 

食事と睡眠とあともう1つ、運動を加えて健康の三要素として考えます。運動とはスポーツやエクササイズという意味ではなく睡眠時間以外の活動量です。活動量が多ければ食事も睡眠も多く必要ですし、活動量が少なければ多くは必要ありません。

 

食事と睡眠は運動(活動)のために必要だと考えるようにすると自ずと適正な量と質がわかってきます。

 

「食事と睡眠」を変えるたった1つのこと

 

「食事と睡眠」を変えるには「習慣」を変えることが重要なのですが、習慣といっても食事も睡眠も生活習慣の一部になります。では自分が最も多く割いている「時間とお金」はどの習慣でしょうか。

 

時間もお金も数字で表すことができますので、食事と睡眠の習慣を数字化することによって増やすべきか減らすべきかという判断が可能になります。結局は数字化か、と思う人は他の方法を考えてもよいのですが、変える前と後の違いが判るようにするのが肝要です。

 

 

 

 

 

独居と家族

 

人生後半戦のライフスタイルの変化に人間関係があります。最も身近な人間関係が家族、もしくは家族同様に接している人です。昭和の後期には核家族から一段と一人暮らし世帯が増えてきた理由は、労働環境と家庭環境の変化にあります。

 

1次産業から2次産業へ変化した後に、3次産業の急成長があります。また人的労働集約型から科学技術の発達により分散労働が可能になりました。家族との人間関係も離れて暮らしているのが当たり前の家庭環境になり、さらに交通と通信の発達により離れていても情報交換が可能になりました。

 

家族は物理的な距離ではなく心理的な距離で成立する環境に変わっています。

 

家族と家庭の違いは同居家族か否かという分け方もありますが、同居していても心理的に距離がある場合もあります。同じように独居と独立の違いには同居していても心理的には独立している場合もあります。

 

若い時にはひとり暮らしは独立の証でしたが、人生後半戦のひとり暮らしは独立の証ではなく孤独だと考えるのは正しくありません。

 

独居と家族の違いは距離的な違いではなく心理的な違いだといえます。

 

独立と孤独と孤立の違い

 

独立して独居する(ひとり暮らし)をするのは問題なくても、心理的に独立していないのに独居している場合に問題が生じます。人生後半戦の独居は独立して生活可能で、なおかつ孤立しないことが条件になります。

 

独立と孤独と孤立の違いを理解しなければ適切な対応は取れません。これは年齢に関係なく当てはまります。互いに助け合う互助の気持ちは大切ですが、自ら孤立したのでは互助は成り立ちません。

 

 

 

 

 

新型コロナ禍のあと、人生後半戦をどう生きるか

 

「時間とお金・食事と睡眠・独居と家族」という3つのテーマについてお話しているわけですが、これは私自身の考え方で人それぞれテーマを持つことが必要です。1つのテーマでも複数のテーマでもよいのですで是非考えてみてください。

 

時間とお金は未来に向けて使う

 

端的にお話しすると借金がある人、過去の柵(しがらみ)に縛られている人は、未来に向けてお金と時間を使うなんて考えられないと言うかもしれません。また現在の生活でいっぱいいっぱいの人も未来より今が大切でしょう。

 

お金も時間もないので使うことはできないと考える人は神に頼るかもしれません。この場合の神とは宗教ではなく当てのない「神頼み」です。結局は自分に返ってくることは分かっていても神頼みするのは心理的な安心感を得るためです。

 

人生後半戦にまず考えなければならないことは「お金と時間」の使い方です。お金と時間を消費するのではなく投資すると考えてみてください。投資は収益を期待して行います。もし収益が出たとしても自分に返ってくるのではなく未来の誰かに返ってくると考えてみてください。

 

そんなのは投資じゃない、自分はいやだという人は、今までと同じでもかまいませんが。

 

 

時間とお金を健康のために使う

 

世界の人口は2019年で75億人、2030年には85億人、2050年には97億人になると予測されています。こうなると世界中の人が幸せになるという考え方は現実的ではありません。現在よく言われている経済格差、健康格差、教育格差などが是正されることはないでしょう。

 

特に健康格差は命に係わる問題ですので、新型コロナでなくてもあらゆる災禍に命が危険にさらされます。そうなると生活の共有という意味でのライフシェアではなく、命を共有するという意味でライフシェアを行うことになるでしょう。

 

誰が生き残るかということですが、日本ではあり得ないと思うかもしれません。新型コロナではそうかもしれませんが、東日本大震災を始めとする自然災害では現実に起きています。今まで同じという考え方は変えなければならない時代になりました。

 

時間とお金を未来のために使うのであれば、健康に使うことは欠かせないでしょう。人生後半戦の健康とは元気な心身を保つ習慣を持つことです。

 

 

時間とお金をどのくらい生活に使うか

 

時間のお金を未来のために使うと言っても、現在の生活が成り立たなければ未来はありません。ひとり暮らしの独居でも家族と同居でも生活していくには多かれ少なかれお金は必要になります。またひとりの時間以外にも誰かと共有する時間もあるでしょう。

 

お金は言葉と同じで自分ひとりでは価値はありません。相手がいて始めて価値があります。時間も同じで自分ひとりでは時間の意味がありません。お金も時間も相手がいることで価値が生まれます。お金も時間も自分のため使うように思えても自分以外の人とのコミュニケーションのために使います。

 

人生後半戦の生活は自分のためだけではなく誰かのために生きていることをもっと考えてはどうでしょうか。時間とお金を使うことは誰かのためになっているのです。

 

 

生かされているのではない、自ら生きているのだ

 

最後に「人生後半戦こそ自分のため、現在のために生きるのではなく、誰かのため、未来のために生きる」という観点から考えると違った未来が見えてくると思います。生かされているのではなく、自ら生きているのですから。

 

新型コロナ禍で新しい生活様式(ニューノーマル)と唱えられています。新しい生活様式だけではなく、新しい人生観を持たなければならない時代になったのではないでしょうか。