人生後半戦の新おとな学 Ver.3

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コロナ後のシニアライフ ~ 医療・福祉に何を期待するのか

コロナ後のシニアライフ ~ 医療・福祉に何を期待するのか

 

 

タイトルに「コロナ後」と載せてはみたものの本当にコロナ後が訪れるのはずっと先のような気がしてきている。いまだかつて人間によって根絶されたウィルスは天然痘だけだと言われている。

とは言っても1977年に最後の自然感染が報告されて以来、報告がないことから1980年にWHOが撲滅宣言をしたという話だ。日本では指定感染症となっているし、世界のどこかに天然痘ウィルスは保管されている。それだけでなく生物兵器に利用されるのではないかという憶測もある。

新型コロナは天然痘と比べれば死亡率も致死率も低い。日常の予防方法もわかっている。もし恐れるなら自分が置かれている状況を正確に把握することから始め、ただ恐れるだけでなく適切な方法を取りながら恐れなければならない。

 

 

 

2021年のコロナ対応は年末年始で決まる

 

2021年の1月2月のコロナの状況は年末年始の過ごし方にかかっている。年末年始に「三密を避けて、マスク・手洗い・消毒」は当たり前である。それだけではなく年末年始に2021年はどのように過ごすか考えてほしいし、同居家族と話しあってほしい。

ワクチン次第だと思われている方はもいるだろう。ワクチン接種はすでに検討されている。下記の記事がわかりやすいのでご存じない方は一読していただきたい。「ワクチンは無償で提供される」「医療従事者と高齢者が優先される」「医療従事者への接種は3月から」などが紹介されている。

医療従事者・高齢者・基礎疾患保持者が優先されるが地域的な差については触れられていない。またこれらは決定ではないので10万円給付のようなどんでん返しが起きるかもしれない。ワクチンを接種したくない人が3割と日経で報じられているが、年齢差・地域差があるに違いない。

コロナワクチン接種開始後にはオリンピックが控えている。オリンピックは日本だけが参加しても意味がない。前回のリオデジャネイロ・オリンピックのメダル数上位の国は参加するのだろうか。中国だけが大挙して選手団を送ってくるオリンピックは想像したくない。

 コロナと同時に考えなければならないのは経済の動向である。シニアライフは生産性を意識した暮らしぶりよりも、消費動向を意識した暮らしぶりが気になるだろう。コロナ以前の生活に戻ることを期待していてはいけない。シニアライフの医療と介護、外部に求めるのではなく内部で対応していくようになるだろう。

老後の楽しみはコロナ前に戻らない、ならばどうするか?を考えよう。

 

 

 

年末年始に考える前に分っていることを整理しておこう

 

私は専門家ではないので他の記事を引用しながらお話ししたいと思う。

 

記事を読む際に注意していただきたいのは、「人数」と「率」の違いである。率には分母と分子があるので何を分母にしているかで意味が変わってくる。例えばコロナ対応ベッド数と言っても無症状・軽症対応ベッド数なのか、重症対応ベッド数なのかで異なる。

新型コロナについての知識は足りているか

感染者数は少ないのか?、ウィルスはどこから?、インフエンザと何が違うのか?、重症化するのは誰か?、後遺症はあるのか?、など、多くの記事があるが、適度な量でまとまっている記事は少ない。政府専門家会議の資料は多すぎ、厚生省の一般向けQ&Aは最新情報はわかりずらい。

政府・自治体・医療機関に何を求めているのか

新型コロナ禍の初期段階では感染後の発症者から感染すると思われていたが、現在では無症状・軽症でも感染することがわかってきた。また高齢者・基礎疾患保持者が重症化することもわかってきた。自分が重症化率の高い属性ならばワクチンを接種するまで安心はできない。

Go To キャンペーンで「三密」を守っているか

Go To キャンペーンは2021年1月11日まで一時停止されている。日本には「喉元過ぎれば熱さを忘れる」「旅の恥は掻き捨て」という戒めの諺がある。Go To イートとGo To イベントは前者に、Go To トラベルは後者に当てはまっていはいないだろうか。Go To キャンペーンばかりが悪いんじゃない、その先が悪いのだ。

 

 

 

PCR検査で感染者をあぶり出す効果は薄れてきた

新型コロナ対応

新型コロナ初期段階では、症状が出てからPCR検査を行い、陽性者を感染者数としてカウントしてきた。感染者から死亡者が出ると死亡数として発表してきた。初期段階から現在でも基本的なコロナ対応と数による把握の仕方は変わってはいない。

新型コロナはワクチン以外の治療法がなく、感染者の隔離が唯一の感染拡大の防止策となっている。感染者が少ないうちはPCR検査陽性=感染者と判断し、クラスター潰しも有効だったろう。

現状では、PCR検査を受けていない感染者も多数いることがわかってきた。この感染者は、無症状か極めて軽度の症状で自然治癒するか、潜伏期間で症状が出ていないかのどちらかになる。ただしこのような状態でも他人に感染させてしまうこともある。

自分の身は自分で守る、三密よりも大切なこと

引用記事の中にも多くの数値データと分析論考が掲載されている。地域別・年齢別・基礎疾患の有無別に分けて考察し分析を行えばまた違う結果が出てくるだろう。同じ人が毎日同じ生活パターンを送っているわけではないので、状況に合わせた予防が必要である。

どのような資料も分析も意味がある。ただし自分の現在の状況に当てはまるとは限らない。自分の行動範囲(居住範囲)では感染状況はどのようになっているの自治体別(市区町村別)の資料があるかを確認して現状を把握する必要がある。

また、年齢別(60歳未満と60歳以上)の資料はあるだろうか。できれば重症者の基礎疾患の有無の資料があればさらによい。まず足元の現状を知ることだ。年末年始でもネットで調べることができる。調べ方がわからなければ、年末年始だからこそ家族の力を借りて調べられるのではないだろうか。

 

 

 

医療に何を期待するだけではなく自分の身は自分で守る

 

  • 感染しないことを医療に期待するならばワクチンを待つしかない
  • 感染確率を少なくすることを医療に期待してはいけない
  • PCR検査やワクチン接種を行ってもこれらは通過点である
  • 2021年にはワクチン接種も可能になる、拒否しても罰則規定はないが・・
  • 他人との直接接触を極力少なくすれば地域ごとの感染率は意味がなくなる
  • 年齢と健康状態、特に基礎疾患の有無は自分自身の問題である、無理をしてはいけない
  • 医療の逼迫、特に医療に携わる人の不足が問題視されている
  • 予防と自粛(自主隔離)は医療機関へ期待すべきことではない
  • 感染率が高い地域(経済行動範囲)で基礎疾患がある高齢者(60歳以上)は、コロナに感染したら覚悟をしたほうがよい。ワクチンがあっても安心できない。
  • 医療機関は死者を出さないことを目的とし日夜励んでいる。重症化させないためにはワクチンに頼るしかない。

 

これからの高齢者の暮らしは「直接は人と接しない暮らし」を学ぶことが必要となる。

コロナ後の暮らしは元には戻らない。新たな暮らしが始まると考えたほうがよいのだ。