人生後半戦の新おとな学 Ver.3

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GDPを高めることだけが国を豊かにすることではない

GDPを高めることだけが国を豊かにすることではない|新おとな学 www.snias.com

 出典:世界の1人当たり名目GDP 国別ランキング・推移(IMF)-グロバルノートより作成

 

 

 

 

生産年齢人口が減少するにつれて労働力が減少するという傾向は高齢社会にはありがちです。これを鵜吞みにして労働力が減少するのは仕方がないと考えたのでは日本の未来は暗くなってしまいます。だからと言ってむやみに労働力を増やしても、労働に対する意欲や能力が不十分であれば期待通りの成果は出ません。

 

GDP、1人当たりGDPを比較しても意味はない

 

国の豊かさを知る指標にGDP(国内総生産)が良く知られ、国際比較でもよく使われています。

国全体の総生産高(GDP)を総人口で割ることで1人当たりGDPが求められます。IMFによれば、日本のGDPは世界第3位、1人当たりGDPは世界第25位です。GDP1位のアメリカは1人当たりGDPが7位、GDP2位の中国は1人当たりGDPが67位となっています。

GDPが同じであれば総人口が多いほど1人当たりGDPが低くなり、同じ総人口であればGDPが高いほど1人当たりGDPは高くなります。1人当たりGDPを国際比較をしても、労働力とならない人も含む総人口で平準化しているので数字上だけの比較となっています。

GDPと総人口だけで国の豊かさを知る指標にはなりませんし、各国の状況は知ることはできても豊かさの根拠を知るには至りません。

GDPランキング

 出典:グロバルノートより作成

  

人生後半戦の労働生産性はどのように考えるべきか

 

しかしながらGDPは経済力の指標になっていますので、どのように高めるかを考えるのは国の在り方にもつながります。

GDP(総生産高=総付加価値高)=1人当たり労働生産性 × 労働力人口

GDPを高めるためには、1人当たりの労働生産性を上げ、労働力人口を増やすことが命題となります。

 

1人当たりの労働生産性を上げるには

まず1人当たり労働生産性とは平均値であり個別の労働生産性ではありません。全労働の生産性を高めるだけではなく、得意分野で生産性を高め、生産性の低い不得意分野は縮小して平均値を高めることができます。

労働生産性=産出量(生産量・販売額・付加価値額)÷ 投入量(人数・時間)

産出量を増やすためには同じ単価なら生産量を増やす、同じ生産量なら販売金額を高くする方法が考えられます。生産量と販売金額が同じなら付加価値を高めることが有効です。(付加価値額は金額、付加価値とは異なる)
投入量は少ないほうが労働生産性は上がりますので、人数を少なくし、さらに1人当たりの時間数も少なくすることになります。

 

人生後半戦で労働生産性を上げるには

人生後半戦になっても労働生産性を意識している人はどのくらいいるでしょうか。企業の経営管理に携わっている人なら労働生産性を意識していると思います。この場合の労働生産性とは企業内での労働生産性です。

人生後半戦の労働生産性とは個人としての労働生産性です。簡単に言うと1時間当たりの産出量を意識しているかということです。生産量・販売額として意識できる人もいれば、できない人もいます。では付加価値はどうでしょうか。

 

##人生後半性の労働生産性は付加価値を上げること(下げないこと)

(続く)